openSUSE、ローリングリリース「Tumbleweed」のスナップショット機能を発表

 openSUSEは11月22日、ローリングリリース「Tumbleweed」のスナップショット機能「Tumbleweed Snapshots」を公開した。Tumbleweedのスナップショットのリポジトリで、システム全体をアップデートすることなく特定のアプリケーションのみをインストールできるとしている。

 openSUSEは、「Leap」として提供する通常のリリースに加えて、一定間隔でリリースするのではなく最新機能を迅速に提供するローリングリリースとして「Tumbleweed」ラインを持つ。

 Tumbleweedは常に変化しており、望まない時でもアップデートが必要になるケースがあった。Tumbleweed SnapshotはLeapの安定性とTumbleweedの良いところを組み合わせることを目指し、定期的に作成したスナップショットのリポジトリにより、最新のパッケージを必要な時に利用できるようにする。例えば、11月22日の宗派、20171121、20171120、20171117、20171116と4つのスナップショットが作成されている。

 これにより、システム全体のアップデートするのではなく、アプリケーションと新しい依存性をインストールできる。アプリケーションをアップデートすることなくdebuginfoパッケージをインストールするなどのシナリオも考えられるという。

 Snapshotsは2016年10月に提案されたアイディアで、openSUSEによる公式ホスティングの手続きに時間がかかった。結局提案者のJimmy Berry氏が個人で進めている模様だ。

 SnapshotsはCLI(コマンドラインインターフェイス)で利用できる。

openSUSE
https://www.opensuse.org/

Tumbleweed Snapshots向けCLI
https://github.com/boombatower/tumbleweed-cli