「Red Hat OpenShift Container Platform 3.7」登場、AWSとの統合機能を実装

 米Red Hatは11月16日(米国時間)、コンテナアプリケーションプラットフォームの最新版「Red Hat OpenShift Container Platform 3.7」を発表した。Amazon Web Services(AWS)のパブリッククラウドに直接アクセスできるようになり、OpenShiftでAWS向けの設定やデプロイが行えるようになっている。

 Red Hat OpenShift Container PlatformはDockerやKubernetesをベースとするコンテナアプリケーションプラットフォーム。Red Hat Enterprise Linuxにコンテナ技術やコンテナクラスタ管理技術を統合した。

 本バージョンではAmazon Web Services(AWS)との統合を進め、Red Hat OpenShift Container PlatformからAWSに直接アクセスできるようになった。Amazon Simple Storage Services(S3)、Amazon Relational Database Services(RDS)、Amazon Redshiftなど9種類のサービスが対象となっており、今後拡大する予定。

 OpenShift上で動くアプリケーションに様々なサービスを接続できる「OpenShift Service Catalog」も導入する。サービスの発見、プロビジョニング、バインドを安全かつ一貫性がある形で行うことができる。合わせて、任意のOpenShift Templateを発見可能なサービスにする「OpenShift Template Broker」、Ansibleを使ってOpenShiftサービスを定義する「OpenShift Ansible Broker」も提供する。

 このほか、OpenShiftポッドにネットワークルールとポリシーを適用できるNetwork Policyが技術プレビューから正式扱いとなった。モニタリング機能としてPrometheusを技術プレビューとして導入した。

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