「Firefox 56」リリース、ブラウザでスクリーンショットを取得可能に
Mozillaは9月28日、オープンソースのWebブラウザ最新版「Firefox 56」を公開した。スクリーンショットを取得できる機能などが加わっている。
Firefox 56は8月初めに公開されたバージョン55に続くリリースとなる。新機能としてブラウザ内でWebサイトのスクリーンショットを取得できる「Firefox Screenshots」が導入された。ツールバーのScreenshotsアイコンをクリックし、範囲を指定して保存することで取得できる。スクリーンショットはオンラインのScreenshotsライブラリに2週間保存されるが、共有したり、ローカルに保存することもできる。
設定画面も強化され、設定項目も新しく編成された。各項目についての説明を改善したほか、データ収集についての選択肢も新しくなったという。モバイル(iOS/Android)版にタブを送信するFirefox Syncの「Send Tabs」も改善し、Firefoxアカウントを持たないユーザーにも表示されるようにした。
米国英語版では住所入力フォームの自動補完をサポート、オンラインショッピングなどで自分の住所を自動的に入力できるという。
開発関連では、CSS Gridインスペクタを強化し、HTML、CSS、JavaScript、DOMなどで細かな機能強化が加わった。
このほか、セーフブラウジングプロトコルがバージョン4となった。更新ダウンロードでは、検証を強化したほかファイル容量を20%程度削減したという。