米IBM、WebSphere Libereryの土台となるJavaマイクロサービスランタイム「Open Liberty」をオープンソースに

 米IBMは9月19日、Javaマイクロサービス向けランタイム「Open Liberty」のコードをオープンソースとして発表した。Javaアプリケーションサーバー「WebSphere Librery」の土台となるもので、オープンソースにすることで開発者が求める機能を迅速に開発する狙い。

 Open LibertyはWebアプリケーションやマイクロサービス向けの開発環境で、最も柔軟性のあるJava開発者向けのランタイムとしている。

 IBMが2012年にリリースしたクラウド向けのアプリケーションサーバー「WebSphere Liberty」の土台となる技術で、最新のEclipse MicroProfile APIなどアプリケーション開発に必要な技術を備える。Java EE 7に完全準拠しており、Docker、Kuberntes、Cloud Foundryなどのプラットフォームに実装しているという。Open Liberty上で動くアプリケーションはそのままWebSphere Liberty上でも動かすことができるとしている。

 モダンなアプリケーション開発を念頭に置いて設計されているが、開発者の期待を満たすためにはオープンソースにするのが最善と判断したと説明している。

 Open LibertyはプロジェクトのWebサイトより入手できる。ライセンスはEclipse Public License v1を採用する。

Open Liberty
http://www.openliberty.io/