イシュー管理を強化した「GitLab 8.13」リリース
オランダGitLabは10月22日、Gitレポジトリ管理ツールを中心とするプロジェクト管理ツール「GitLab 8.13」を公開した。イシュー管理やマージコンフリクト解決機能などが強化されている。
GitLabは自社サーバーでリポジトリ管理を構築・運用できるオープンソースソフトウェア。イシュー、コードレビュー、継続的インテグレーション(CI)と継続的デリバリー(CD)を単一のUIから利用できる。
GitLab 8.13は、GitLab 8.13は2015年9月に公開した8系の最新版。8.11で導入したイシューボードを強化し、To Doからすぐにイシューを作成できるようになった。イシューを分類するラベル管理も強化し、グループ機能を導入した。グループページから設定できる。
また、有料版となるEnterprise Editionでは、単一のプロジェクトで複数のイシューボードを設定できるようになった。イシューボードでは対応するラベルでアップデートがあった際にすぐに反映されるため、ワークフローが複数あるときに便利だという。
同じく8.11で導入したマージコンフリクト解決を拡大し、GitLab内でコンフリクトを編集できるようになった。ブラウザを離れることなくほぼすべてのコンフリクトを解決できることになる。オープンソースのSlack代替となる「Mattermost」を搭載、Slack、Gitter、XMPP、IRCとの接続もサポートし、コラボレーションを強化した。
アプリのレビューを停止できるようになり、コミットパイプラインとしてコミットページで関連するパイプラインを表示できるようになった。特定のコミットに関する最新情報をすぐに入手できるという。サイクル分析も対象を拡大し、運用環境にあげたものだけでなく、ステージングも測定できるようになった。
継続的インテグレーション(CI)も強化した。CIを利用するためのGitLab Runnerで、デバッグ追跡を有効にしてシェルの実行を追跡できる。Gitオペレーションの無効化も可能となり、レポジトリとのやりとりを必要としないビルドを高速化できるようになった。
このほか新しいAPIが加わり、バグの修正や細かな機能強化により性能と安定性も強化した。
GitLab
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