独自のデスクトップ環境「Budgle」を備えるLinuxデスクトップOS「Solus 1.1」

　Solus開発チームは3月2日、独自のデスクトップ環境「Budgle」を備えるLinuxディストリビューション「Solus 1.1」のリリースを発表した。対応アーキテクチャはx86_64で、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

　Solusはモダンなデスクトップ体験を提供するというLinuxディストリビューション。プロジェクト独自のデスクトップ環境「Budgle」を持つ。アーキテクチャはx86_64のみをサポートする。

　Solus 1.1は2015年12月に公開した初の正式版1.0「Shannon」に続くもので、カーネルはLinuxカーネル4.4.3をベースとしている。Shannonシリーズの初のポイントリリースとなり、1.0をベースに強化を加えているという。

　デスクトップ環境「Budgle」はバージョン10.2.4となり、ネットワークなどのアイコンがきちんと表示されないなどのバグを修正した。システムロッキングを修正し、Budgleのロゴも一新した。

　コアとグラフィックスタックも大きく強化した。OpenGL 4.1、Mesa 11.1.2、Xorg 1.17.4など最新のものにアップデートし、Nouveauのサポートなどドライバー関連も強化し、UEFIも有効化した。このほか印刷機能を最初からサポートし、壁紙の選択肢を増やした。