「Ceylon 1.2」がリリース、文法や機能面での強化が加わる

 プログラミング言語Ceylon開発チームは10月29日、「Ceylon 1.2.0」をリリースした。名前付きコンストラクタなど多数の機能が加わっている。

 CeylonはJavaをベースとしたプログラミング言語で、モジュラー型、柔軟で読みやすいシンタックス、強い静的型付けなどの特徴を持つ。Java仮想マシン(VM)およびJavaScript実行環境上で動作し、Java/Java SDKと相互運用性がある。プロジェクトは米Red Hatの支援を受けている。

 2014年10月に公開されたCeylon 1.1から1年ぶりのアップデートとなる。新たに名前付きコンストラクタが導入され、デフォルトのパラメータとは異なるパラメータを指定してのクラス作成が可能となった。また、IDEに新たなデバッガが追加されたほか、パッケージングを行うための「ceylon war」コマンドが加わった。

 そのほかシリアル化やネイティブ宣言、タプルとエントリーの分解などの機能も加わった。「let」や「switch」、「if」、「object」やアノテーションコンストラクタなどの強化も行われている。また、型チェッカーおよびJavaScriptバックエンドでは型関数(tyoe function)の実験的サポートも追加されている。

Ceylon
http://ceylon-lang.org/