「Ruby on Rails 4.2.4」リリース
Ruby on Railsの開発チームは8月24日、「Ruby on Rails 4.2.4」を公開した。バグ修正やActive Record、ActionPackなどの強化が行われている。
Ruby on Rails 4.2.4は2014年12月にリリースされたバージョン4.2系の最新版となる。O/RマッパーのActive Recordでは「:through」による関連付け機能を改善し、デフォルトの範囲がある場合はステートメントのキャッシュをスキップするようになった。また、関連付けの検証時にautosaveがtrue設定ではない際にmark_for_destructionを適切に無視するなど、細かな改善とバグ修正が加わった。
Webリクエストの処理のためのフレームワークであるActionPackも強化し、「ActionController::TestSession」でデフォルト値を受け付けるなどの変更が加わった。このほか、バージョン4.2で導入されたバックグラウンドでのジョブ実行を決定できる新機能ActiveJob、拡張のRailitiesなども修正や強化が加わっている。
Ruby on Rails 4.2.4はプロジェクトのWebサイトより入手できる。ライセンスはMIT License。開発チームは同日、4.1系の最新版「Ruby on Rails 4.1.13」も公開している。
Ruby on Rails
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