「Android Studio 1.3」リリース、C++サポート強化などが特徴
米Googleは7月30日、Androidアプリのための統合開発環境(IDE)「Android Studio 1.3」を発表した。C++サポートやテスト関連機能が強化されている。
Android Studio 1.3は5月の「Google I/O」でプレビューしていたもので、C++向けのエディタとデバッガーのフルサポート、メモリプロファイラ、テストサポートなどが強化点となる。
C++サポートではEarly Access Preview版のエディタとデバッガのサポート、それに実験的なビルドプラグインが加わった。今後、複雑なプロジェクトやビルド設定のサポートも予定しているという。コードとSDK管理ではこのほか、データバインディングのサポート、SDKアップデートの自動化などの強化も加わった。「Android M」のパーミッションモデル管理に向けた、インラインでのコードアノテーションサポートも加わっている。
パフォーマンスとテスト関連では、Android Memory(HPROF)Viewerとして、メモリスナップショットをネイティブのAndroid HPROFフォーマットでキャプチャして分析できる機能が導入された。また、アプリが利用するメモリ割当を追跡するAllocation Trackerで視覚的にメモリの割当を表示できるようになった。そのほかモジュールでコードのテストを行う機能も加わり、テストの柔軟性が強化されている。なお、この機能を利用するにはGradle Pluglin 1.3が必要となる。
Android Studio 1.3はAndroid開発者向けのWebサイトより入手できる。
Android Studio
http://developer.android.com/sdk/index.html