Microsoft、Visual StudioでNode.jsアプリケーション開発をサポートするプラグイン「NTVS 1.0」を公開

 米Microsoftは3月25日、Visual StudioをNode.jsのIDE(統合開発環境)として利用するためのプラグイン「Node.js Tools for Visual Studio」(NTVS)正式版を発表した。プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 Node.js Tools for Visual Studio(NTVS)はMicrosoftが開発するVisual Studioプラグイン。このプラグインを導入することで、Visual StudioをNode.jsの開発環境として利用できるようになる。補完機能を持つ編集支援ツール「IntelliSense」やプロファイラ、パッケージマネージャ「npm」の統合、TypeSciptサポート、ローカルおよびリモートでのデバッグなどの機能を提供する。プロジェクトテンプレートも含まれており、Webサイトを作成してすぐにMicrosoftの提供するクラウドサービスである「Azure App Service」などにデプロイできるという。

 NTVSを利用するには、Visual Studio Community 2013/2013 Express for Web(Update 2以上)/2013 Professional以上(Update 2以上)/2012 Professional以上(Update 4)が必要となる。また、Visual Studio Express for Windowsでは利用できない。ライセンスはApache License 2.0。

 本バージョンでは、性能、安定性などを強化した。また、IntelliSense、コンパイル、デバッグ、テスト、プロジェクトビルドなど全体を通してTypeScriptのサポートを強化した。IntelliSenseエンジンは一新されており、大規模なプロジェクトでも利用できるように強化されているという。コンパイルの速度も改善するほか、リファレンス検索など新しい機能も加わっている。

 ユニットテストも強化し、Mochaで作成されたユニットテストのサポートが加わった。また、単一のNodeモジュール作成により独自で作成したユニットテストフレームワークのサポートを加えることも可能という。npm管理ユーザーインターフェイスも改善され、より使いやすくなったという。プロジェクトテンプレートも拡充し、Azure Cloud Serviceテンプレート、Express 4テンプレートが加わった。

Node.jo Tools for Visual Studio(NTVS)
https://nodejstools.codeplex.com/