米FacebookやGoogle、GitHubなどがオープンソース利用を促進する「TODO」プロジェクトを立ち上げ
米Facebookは9月15日、開発者向けカンファレンス「@scale 2014」でオープンソースの利用を推進するプロジェクト「TODO」を発表した。米Google、米Twitter、米GitHubらと共同で展開するコラボレーションプロジェクトで、自社がオープンソースソフトウェアとして公開するプログラムの利用促進を目指す。
TODOはTalk Openly, Develop Openlyの頭文字で、共同でオープンソースソフトウェアの利用とオープンソースプログラムの運用での共通課題に取り組む。立ち上げメンバーはFacebook、Twitter、GitHubのほか、米Box、米Dropbox、米Stripe、米Square、米Walmart Labsと米国の非営利教育機関であるカーンアカデミーの9企業・団体。
FacebookやGoogleなどはさまざまなオープンソース技術を利用したシステム構築やソフトウェア開発を行っており、社内で開発したプログラムもオープンソースで公開している。しかし、その利用、貢献、メンテナンス、開発者コミュニティの育成と活性化といった課題もある。TODOはそのような共通の課題に協調しながら取り組むプロジェクトで、実体験の共有、ベストプラクティスの開発、共通のツール開発などを行う。これにより企業やプロジェクトによるオープンソースの利用を容易にし、自社技術をオープンソースプロジェクトとして公開することも支援していくとしている。
TODOはコラボレーションプロジェクトであって、基金ではない。プロジェクトによると、今後もメンバーを募集して実際の活動を広げていくとしている。