レポジトリ管理ソフトウェア「Apache Archiva 2.0」が登場

 2月19日、Mavenリポジトリなどの構築および管理を行えるレポジトリ構築・管理ソフトウェア「Apache Archiva 2.0.0」がリリースされた。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 Apache ArchivaはMavenやContinuum、ANTなどのビルドツールと連携して利用できるリポジトリ管理ツール。アクセス管理やビルドアーティファクトの保存・配信・インデックス、レポーティング、スキャンなどの機能を備えており、設定などはWebブラウザ経由で利用できるGUIコンソールから行える。これを利用して独自のアーティファクトリポジトリを構築できるほか、外部リポジトリへのプロクシとしても利用できる。2007年にバージョン1.0がリリースされ、2008年にApache Software Foundationのトップレベルプロジェクトに昇格している。

 Apache Archiva 2.0.0での改良点としては、フレームワークであるSpringが4.0.0にアップデートされたほか、レポジトリに保存されたアーティファクトの情報表示、アーティファクトのアップロード、アーティファクトIDのフィルタリング、レポジトリのロケーション変更時の警告などがある。また、大規模なアーカイブファイルをダウンロードできない問題などが改善された。

 Apache ArchivaはLinux、Mac OS X、Windowsに対応する。利用にはJDK 1.6以上が必要。

Apache Achiva
https://archiva.apache.org/