Spring Frameworkによるアプリ開発を支援する「Spring Boot」

 米SpringSourceは8月6日、Java向けのアプリケーションフレームワーク「Spring Framework」を利用して高速にアプリケーションを開発するツール「Spring Boot」を発表、初のマイルストーンリリースを公開した。これを利用してスタンドアロンで動作するJavaアプリケーションを構築できるという。

 Spring Bootは、Java向けのアプリケーションフレームワークであるSpring Frameworkを利用した開発を高速化かつ簡素化することを目的としたツール。新規ユーザーと既存ユーザーの両方をターゲットとしており、より幅広い開発者がアクセスできるようにすることを狙う。

 Javaサポートのほかコマンドラインツール「Spring Boot CLI」を備える。Spring Boot CLIは、GroovyベースのSpring Scriptを動かすこともできるため、高速なプロトタイプに利用できるという。Spring Boot CLIの利用は必須ではないが、Springアプリケーションを構築する最も高速な方法だという。また、組み込みサーバー、セキュリティ、基本的な指標、問題診断など、多くのクラスに共通した機能を提供、すぐに運用環境で利用できるとしている。

 Spring BootはプロジェクトのWebサイトより入手できる。ライセンスはApache License 2.0。

Spring Boot
https://github.com/SpringSource/spring-boot

米SpringSource
http://www.springsource.org/