WebブラウザベースのCakePHP向けIDE「NeptunIDE」、ベータ版リリース

 「CakePHP」向けの統合開発環境(IDE)「NeptunIDE」のベータ版がリリースされた。Webブラウザ上で動作する開発環境で、複雑なWebアプリケーションの開発をサポートするという。プロジェクトのWebサイトでは7月末まで無料のベータ版の利用登録を受け付けている。

 NeptunIDEは、PHP開発フレームワーク「CakePHP」向けのIDE。2011年7月に新プロジェクトとして発表され、2年間の開発期間を経てベータ版のリリースとなった。間もなく公開予定の正式版に向けた準備となる。

 クラウド型のIDEとなっており、WebブラウザでNeptunIDEのWebサイトにアクセスすることで利用できる。CakePHPプロジェクトの作成、開発、作成などに対応しており、複雑なアプリケーションやWebサイトを構築できるという。テスト環境やデバッグ機能も統合されており、別途ソフトウェアやハードウェアを用意することなく、IDEから直接アプリケーションを起動してデバッグできる。GitやSubversionのサポート、UNIXコマンドラインのサポート、無制限のレポジトリ、JSHintとCSSLintの統合など、開発に必要な機能を備えている。

 自動コード補完機能ではCakePHPとPHP、JavaScrit(jQuery含む)、CSS、HTML5をサポートし、ユーザー定義関数やクラスなどに加え、PHPやPHP拡張モジュールも対象とする。候補に加えて、PHPドキュメンテーションからの情報も表示する。CakePHPの自動補完機能を提供するのはNeptunIDEのみという。

 ベータ版の利用にはNeptunIDEのWebサイトでのユーザー登録が必要。登録受け付けは7月末までで、無料ベータ版は8月末まで利用できる。

ポーランドNeptuneIDE
http://neptunide.com/