米Twitter、コンポーネント型のWebアプリケーションフレームワーク「Flight」を公開

 米Twitterの開発者がJavaScriptフレームワーク「Flight」を公開した。イベント駆動型のコンポーネントフレームワークで、DOM構造への機能追加にフォーカスしている。実際にTwitter内でも利用されているものだという。ライセンスはMIT License。

 Flightは「コンポーネント」という単位でイベントに対する処理を記述していくという特徴を持つWebアプリケーションフレームワーク。各DOM(Document Object Model)ノードに対しコンポーネントを割り当てることで、アプリケーションの処理を組み立てていく。コンポーネントとHTMLコードは完全に分離することができ、またそれぞれのコンポーネント間は直接通信できず、イベントを介してのみ通信ができる構造となっているため依存性が少なく、再利用性の高いコードを記述できるという。

 FlightはECMAScript 5(ES5)の機能を利用しているため、ES5がサポートされていないブラウザではES5で提供されている機能を提供する「ES5-shim」ライブラリが必要となる。そのほか、jQueryやAMD形式モジュールをロードするための「require.js」もしくは「loadrunner」などのライブラリも必要となる。これら依存性の解決のため、Flightのインストールには同じくTwitterが公開しているパッケージ管理システム「bower」の利用がが推奨されている。

Twitter Flight
https://github.com/twitter/flight

米Twitter
http://www.twitter.com/