Gitレポジトリ管理の「GitLab 4.1」がリリース、パブリックモードを導入
ソースコードレポジトリ管理「GitLab」の開発チームは1月22日、最新版「GitLab 4.1」を公開した。サインアップ画面オプション、パブリックモードなどが加わっている。
GitLabはセルフホスティング型のGitレポジトリ管理ソフトウェア。開発者が所有するサーバーにインストールして利用する。レポジトリへのアクセス制御には「Gitolite」を採用し、GitHubに似たインターフェイスや機能を持つ。ライセンスはMIT License。2012年12月末にGitLab 4.0を公開以来、すでに1万以上の組織が4系にアップグレードしたと報告している。
新機能としては、オプションで利用できる「サインアップ画面」が加わった。同機能を有効にしておけば、新規ユーザーはユーザー名、パスワード、電子メールアドレスを入力して自分でユーザー登録が可能となり、管理者はアカウント作成の手間を省略できる。また、パブリックモードも導入し、選択したプロジェクトを一般公開できるようになった。公開したプロジェクトは公開ディレクトリに掲載され、承認なしにクローンが可能となる。
既存機能では、マージリクエストでの関連コード表示などコメントシステムを改善した。また、ダッシュボードフィルターの設定をブラウザのクッキーに保存可能となった。バックグラウンドのジョブキュー処理エンジンはResqueからSidekiqに変更され、メモリ効率を改善し性能が強化されたという。このほか、バグも多数修正されている。
GitLabはプロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。
GitLab.org
http://gitlab.org/