Javaテストフレームワーク「JUnit 4.11」が公開
11月14日、JavaテストフレームワークJUnitの最新版「JUnit 4.11」がリリースされた。アサーションを記述するためのHamcrestライブラリのアップデートや「@Parameters」アノテーションの導入などが特徴となる。
JUnitはJavaで単体テストを行うためのフレームワーク。Common Public License Version 1.0でリリースされており、さまざまなプラットフォームで利用できる。
JUnit 4.11は、2011年9月にリリースされたバージョン4.10以来の最新版となる。アサーションを記述するためのマッチングライブラリ「Hamcrest」がバージョン1.3にアップデートされ、テストマッチング機能が改善された。出力されるエラーメッセージも改善され、アサーションの失敗を伝えるだけでなく、その説明も表示されるようになっている。カスタムマッチャーを作成できる「FeatureMatcher」機能も加わっている。また、パラメーター化テスト(Parameterized Tests)では、テストに名称を付ける「@Parameters」アノテーションを利用して個々のテストケースを容易に識別できるようになった。
これらに加え、新たにテストクラスのテストメソッドの実行順番を設定可能となった。これまではReflection APIで取得された順にテストを実行していたが、「@FixMethodOrder」アノーテーションをMethodSortersを利用することでテストの実行順を設定できるという。
JUnit 4.11はJUnitのWebサイトから入手できる。
JUnit
http://www.junit.org/