米TwitterがApache Software Foundationに出資へ
米Twitterは4月19日、オープンソースソフトウェア開発のための非営利団体Apache Software Foundation(ASF)にスポンサーとして参加することを発表した。Twitterは「Apache Cassandra」などいくつかのASFプロジェクトに参加しており、「オープンソースは社風の一部として浸透している」と説明している。
Twitterは今回、年間寄付額が5000ドルの「ブロンズスポンサー」となった。Twitterによると、 Cassandraのほか現在IncubatorとしてASFで開発が進んでいるクラスタ管理「Mesos」、「Apache Hadoop」、「Apache Mahout」、「Apache Pig」などのプロジェクトに参加し、社内でも利用しているという。Mesosはカリフォルニア大学バークレー校の学生が開発したシステムで、Hadoop Mapreduce、HBase、MPI、Webアプリケーションなどのアプリケーション間でリソースの共有や分離を可能にするもの。Twitterは早くからMesosを導入しており、運用環境で利用しているという。
Twitterは2月にCassandra向けのScalaクライアント「Cassie」をオープンソースとして公開するなど、オープンソース活動を活発に展開しており、会社の規模拡大にあわせてオープンソースへのコミットも強くしたいと述べている。
またASFは20日、中国Huawei Technologies(華為技術)と米GoDaddyがシルバースポンサーとして参加したことも発表した。Huaweiは無線などの通信機器で知られるが、サーバーやストレージといった分野にも進出している。GoDaddyはドメインレジストラおよびレンタルサーバー事業者。
ASFのスポンサーはプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズと4種類あり、プラチナには米Google、米Microsoft、米Facebook、米Yahoo!、米Citrix Systemsの5社が名を連ねる。
Apache Software Foundation(ASF)
http://apache.org/
米GoDaddy
http://www.godaddy.com/
中国Huawei Technologies
http://www.huawei.com/
米Twitter
http://www.twitter.com/