米Adobeが初のオープンソースフォントファミリ「Source Sans Pro」を公開
米Adobe Systemsは8月2日、フォントファミリ「Source Sans Pro」をオープンソースライセンスで公開した。同社初のオープンソースフォントファミリとなり、Adobeのフォントホスティングサービス「Typekit」と「Google Web Fonts」経由でも提供する。
Source Sans ProはAdobeのデザイナーPaul D. Hunt氏が作成したもの。Hunt氏は、Morris Fuller Benton氏が作成したGothicフォントから着想を得たと説明している。
Source Sans Proの初期版はすでにAdobeが提供するWeb開発向けのオープンソースコードエディタ「Brackets」のユーザーインターフェイスとして利用されており、ユーザーのフィードバックを得て改善したという。現在、欧文フォントとなるラテン、ベトナム語、拼音中国語などをサポートしており、ギリシャ文字やキリル文字(ロシア語)などへの拡大も予定しているという。
ライセンスはOpen Source Initiative(OSI)承認のライセンスで、改変や再頒布を認めるSIL Open Font Licenseを採用する。ソースファイルはSourceForgeのプロジェクトページより入手できる。Typekit、Google Web Fonts、WebInkから利用できるほか、Googleの「Google Docs」から直接利用できるようになるという。
米Adobe Systems
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