Perl向けWebアプリフレームワーク「Mojolicious 3.0」がリリース

 6月25日、Perl向けのリアルタイムWebアプリケーションフレームワーク「Mojolicious 3.0」(開発コード「Rainbow」)がリリースされた。Mojoliciousは「Perl向けの次世代Webフレームワーク」を自称しており、URLルーティング機能やプラグイン機構、Perl風テンプレート、セッション管理、テストフレームワーク、静的ファイルサーバーといった機能を搭載するフル機能のフレームワークとなる。

 Mojoliciousは同じくPerl向けのWebアプリケーションフレームワーク「Catalyst」の作者が始めたプロジェクト。RESTfulなフレームワークとPerlライクなテンプレート、セッション管理、クッキー、テストフレームワーク、静的ファイルサーバーなどの機能を持ち、HTTP 1.1、WebSocket クライアント/サーバー実装、ノンブロッキングI/OのWebサーバーの組み込みなどの特徴を備える。ライセンスはArtistic License v 2.0。

 Mojolicious 3.0は前バージョンとなるMojolicious 2.0リリースから8か月ぶりのリリースとなり、開発チームが新しくなってからは初のリリースという。TLSやIPv6対応を大幅に強化され、新しいコマンドシステムが導入されているという。また、プラグインの作成やCPANへのアップロードを行うコマンドも新たに用意され、拡張が容易になっている。テンプレートや静的ファイルなどのバンドルも簡素化された。JSONサポートやWebSockets対応も強化されている。

 Mojolicious 3.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Mojolicious
http://mojolicio.us/