米Yahoo!、JavaScriptによるWebアプリケーションフレームワーク「Mojito」をオープンソースに
米Yahoo!は4月1日、JavaScriptフレームワーク「Mojito」をオープンソースとして公開することを発表した。開発者はMojitoを利用して、サーバーとクライアントの両方で動くJavaScriptプログラムを作成できるという。
MojitoはWebページ開発ツールライブラリ「YUI3(Yahoo! User Interface Library 3)」を土台としたMVCアプリケーションフレームワーク。Yahoo!が2011年11月に発表した「Cocktails」プロジェクトの1つとなる。CocktailsはHTML5、CSS3、JavaScript、Node.jsを組み合わせたWebアプリ開発プラットフォームで、ホスティングサービス「Manhattan」なども含む。
大きな特徴は、開発したWebアプリがNode.jsサーバーとクライアント(Webブラウザ)の両方で動く点。Webブラウザ側でJavaScriptを動かせない場合は自動でサーバー側での動作にフォールバックするため、開発者は1種類のコードを書くだけで良いという。このほか、MVCフレームワーク、モジュラー性なども特徴となる。
Mojitoを利用することで、洗練されたモバイルアプリなどの構築が高速かつ容易になるとしている。Mojitoを利用して開発したアプリケーションとしては、iPad向けのデジタルマガジンアプリ「Yahoo! Livestand」などがあるという。
MojitoはGitHubのプロジェクトページより入手できる。ライセンスは修正BSDライセンス。
米Yahoo!
http://www.yahoo.com/
GitHubのプロジェクトページ
https://github.com/yahoo/mojito/