翻訳・ローカライズ支援ツール「Google Translator Toolkit」が「.po」形式やAndroidリソースなどに対応

 米Googleは3月30日、オンラインの翻訳支援アプリケーション「Google Translator Toolkit」に4種類のファイルフォーマット対応を加えたことを発表した。Androidリソースや.po形式に新たに対応、より多くのアプリケーションの翻訳に利用できる。

 Google Translator Toolkitは、Googleが提供するWebベースの機械翻訳サービス「Google Translate」をベースとする翻訳ツール。10万以上の言語の組み合わせに対応しているという。対応ファイルフォーマットのファイルをアップロードすることで、ターゲット言語への翻訳が行える。機械翻訳結果を手直しするためのWYSIWYGエディタも備える。

 今回対応したファイルフォーマットは、Androidリソース(.xml)、アプリケーションリソース・バンドル(.arb)、Chrome拡張(.json)、GNU gettextベース(.po)の4種類。これにより、アプリやコンテンツの翻訳・ローカライズ作業がさらに高速かつ容易になるという。たとえばAndroidアプリの場合、res/valuesディレクトリからstrings.xmlをアップロードすると、自動で翻訳してくれる。

 対応ファイルフォーマットの追加に合わせてインターフェイスも改良、より直感的に操作できるという。

米Google
http://www.google.com/

Google Translator Toolkit
http://translate.google.com/toolkit