米Microsoft、ASP.NET向けMVCスタックをオープンソース化

 米Microsoftは3月27日、「ASP.NET WebAPI」および「Razor(ASP.NET WebPages)」をオープンソースソフトウェアとして公開した。ライセンスはApache License 2.0。同社のホスティングサイトCodePlexよりコードを入手できる。

 ASP.NET WebAPIはクライアント向けにHTTPサービスを構築するためのフレームワークで、Razorは動的なWebコンテンツを構築するインターフェイス。Razor構文を利用して、サーバーコードとHTMLを組み合わせることができるという。CodePlexはさきにGit対応を実現したばかりだが、2つのプロジェクトはGitレポジトリを利用する。

 ASP.NET WebAPIとRazorは「ASP.NET MVC」のコンポーネントで、ASP.NET MVC自体もすでにMS-PLライセンスの下でオープンソース化されている。

 オープンソースとなることで、外部者によるコードの閲覧、パッチの提出やコードの貢献が可能となる。フィードバックを得て技術に反映させることで、「ASP.NETを次のレベルに持ち上げることができる」とMicrosoftは狙いを説明している。同時に、これらの技術は単体およびVisual Studioの一部としても引き続き提供され、サポートも継続すると述べている。

米Microsoft
http://www.microsoft.com/

CodePlexのページ
http://aspnetwebstack.codeplex.com/