MozillaがOpen Web推進プログラム「Web FWD」発表、参加者を募集
Mozillaは6月28日、Open Webにフォーカスしたインキュベーションプログラム「Web FWD(Foward)」を発表した。Mozillaチームと協力して新しいアイディアを製品にするというもので、アイデアを持つ開発者を募っている。
Web FWDは、コミュニティ主導でのイノベーション加速を目的としたMozilla Labsの取り組みとなる。Mozillaはアイディアのある開発者に場所を提供し、実現を支援するという。分野としては、1)ユーザーによるデータ管理、2)パーソナライゼーション、3)コンテキスト(文脈)に即したWeb、4)読み書きできる(ハックできる)Web、5)Webの土台技術、の5つを挙げており、オープン標準規格や技術を利用する必要がある。
公募により選ばれた開発者は、4週間MozillaのオフィスでMozillaのチームと協業する。技術だけではなく、スケール、セキュリティ、マーケティング、コミュニティ、ビジネス戦略に精通した専門家によるセッションを受けられ、期間中、ITインフラの支援や財務的支援も提供するという。期間の終わりには製品として最低限必要なものが揃っている状態にし、その後どうするかをMozillaと一緒に決定できるとのことだ。
プログラムは8月より、Mozillaの本部のある米サンフランシスコを初め、世界各地のMozillaオフィスで展開する。すでにWeb FWDのサイトで受付を開始している。応募の際アイデアだけではなく、すでに動いているコードが必要となる。
Mozilla
http://www.mozilla.org/
Web FWD
http://webfwd.org/