米Microsoft、Hyper-VでCentOSを正式サポート

 米Microsoftは5月15日、同社の仮想化技術「Hyper-V」にてLinuxディストリビューション「CentOS」をサポートすることを発表した。16日より提供を開始している。

 これはMicrosoftの相互運用性の取り組みに基づくものとなる。Windows Server2008 R2のHyper-V仮想環境ではすでに「Red Hat Enterprise Server(RHEL)」や「SUSE Linux Enterprise Server」をサポートしており、CentOS対応はこれに続くものとなる。CentOSはRHELと互換性のあるLinuxディストリビューションで、無償で提供されているため人気も高い。

 Microsoftのオープンソリューショングループ、マーケティング担当ゼネラルマネージャのSandy Gupta氏は、「CentOSはMicrosoftのホスティングパートナー企業に人気で、CentOS対応は相互運用に関する要求の中で最も高かった機能」と説明している。CentOS対応により、ホスティング企業はWindowsとLinuxが混在するインフラをWindows Server Hyper-Vに統合し、コスト削減や複雑性を排除しつつエンタープライズ級の仮想化プラットフォームを利用できるとメリットを説明している。

米Microsoft
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