ASF、「インストール可能」なWebアプリケーション開発プラットフォーム「Apache Pivot 2.0」を発表

 Apache Software Foundation(ASF)は1月19日(米国時間)、Javaでリッチインターネットアプリケーション(RIA)を構築するプラットフォームの最新版「Apache Pivot 2.0」を発表した。

 Apache PivotはJavaおよびJavaScript、GroovyといったJava仮想マシン互換の言語を利用してRIAを開発・実装できるフレームワーク。開発したアプリケーションはデスクトップアプリケーションのようにマシンにインストールして利用できることから、プロジェクトでは「インストール可能なインターネットアプリケーション(IIA)構築のためのプラットフォーム」と称している。プロジェクトは1年前の2010年1月に、ASFのトップレベルプロジェクト(TLP)に昇格している。

 Apache Pivot 2.0では動的データバインディングやベクターグラフィック言語(SVG)のサポート、CSSのようなスタイルクラスのサポートが加わった。TextAreaコンポーネントではキーワードナビゲーションやアンドゥ/リドゥが可能となるなど改善が加えられた。シリアライザ機能、Pivotアプリケーションのラウンチ設定を簡素化するEclipseプラグインもある。

 Apache Pivot 2.0は、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

Apache Pivot
http://pivot.apache.org/