Java EE 6をフル実装した「JBoss Application Server 6.0」登場

 米Red HatのJBoss開発チームは2010年12月29日、オープンソースのJavaアプリケーションサーバー最新版「JBoss Application Server(JBoss AS) 6.0」を公開した。Java EE 6にフル対応し、Java Persistence API(JPA 2.0)などの機能を備える。

 2009年12月にJava EE 6がJCPにより承認された後、約1年を費やして開発した。Java EE 6ではJPA 2.0、Bean Validation(JSR 303)、EJB 3.1、Context and Dependency Injection(CDI)、Servlet 3.0、JSF 2.0など、永続化やWeb 2.0対応などを特徴としており、JBoss AS 6.0はそれらをフルでサポートした。JBoss ASは「Java EE 6 Web Profile」にも準拠しており、軽量なWebアプリケーション開発のコンテナとしても利用できる。

 このほか、JBoss OSGiの統合、JBoss Embedded AS、VFS(Virtual File System)3の統合、Apache CXFベースのJBossWSスタックなども加わっている。最新のJBoss技術のほとんどと互換性があるという。

 JBoss AS 6.0はJBossのコミュニティ向けWebサイトより入手できる。

米Red Hat
http://www.redhat.com/

JBoss Community
http://www.jboss.org/