Vim 7.3がリリース、2年ぶりのアップデート

 テキストエディタ「Vim」の開発者Bram Moolenaar氏は8月15日、最新となる版「Vim 7.3」をリリースした。Moolenaar氏は一応は「マイナーリリース」としながらも、2年ぶりの更新となるため、メジャーでもマイナーでもないと記している。

 Vimはテキストエディタの「vi」から派生したエディタ。各種BSDやMac OS X、LinuxといったUNIX系OSをはじめ、AmigaやBeOS、WindowsなどさまざまなOSで動作する。

 最新版はバージョン7.2から2年ぶりのリリースとなる。7.2のバグ修正だけでなく、Vimを一度終了し次に起動した際にUndoの履歴を復元する「パーシスタントUndo」機能などいくつかの新機能も追加されている。

 ファイルを暗号化して保存する際の暗号化方式として新たにBlowfishをサポート、スワップファイルの暗号化もサポートされた。シンタックスハイライトで特定のキーワードを隠す「conceal」機能や、Python 3やLuaでVimプラグインを記述できるインターフェイスも追加されている。

 Vim 7.3はVimのダウンロードページより入手できる。

Vim
http://www.vim.org

ダウンロード
http://www.vim.org/download.php