Mac OS X向けテキストエディタ「Vico」がオープンソースに
vi風のキーバインディングを備えるMac OS X向けテキストエディタ「Vico」の開発チームは7月8日、Vicoをオープンソースとして公開する方針を発表した。オープンソースとして公開することでコミュニティによる開発を促進したいという。
VicoはMac OS Xで動作するテキストエディタ。vi風のキーバインディングをサポートし、ホームポジションからなるべく指を離すことなく、効率的な作業が行えるという。HTMLやPHP、Ruby、JavaScriptといった一般的な言語をサポートするほか、容易に新しい言語サポートを追加できる。リモートサーバー上にあるファイルをSFTPで取得して編集する機能や画面分割機能、Nu言語によるスクリプティング機能なども搭載する。
これまでVicoはクローズドな形で開発されていたが、開発が停滞していることからVico開発チームはオープンソース化することを決めたという。オープンソース化によってコミュニティが貢献できるようにし、Vicoをよりすばらしいエディタにしていくことが目的。VicoはAppleのApp Storeで配信されていたが、オープンソース化にともないこれも中止されるという。新バージョンのバイナリは今後Webサイトのダウンロードページから入手できる。また、ソースコードはGitHubで公開されている。
Vico
http://www.vicoapp.com/
Vicoのソースコード(GitHub)
https://github.com/vicoapp/vico