Cocoaベース、64ビット対応のMac向けEmacs、「Aquamacs 2.0」リリース
Mac向けEmacsの「Aquamacs」を開発するAquamacs Projectは5月10日、最新版となる「Aquamacs 2.0」を公開した。「GNU Emacs 23」をベースとし、Mac OS Xに最適化されたインターフェイスを備えているのが特徴。
Aquamacsは、オープンソースのテキストエディタであるEmacs 23をMac OS X向けにカスタマイズしたたもの。X11(Mac OS X向けのX Window System)は不要で、一般的なデスクトップアプリケーションと同様に動作する。ツールバーや設定ダイアログ、ファイル選択ダイアログ、メッセージボックスによる通知など、Mac OS Xのネイティブアプリケーション風のインターフェイスを備えるほか、Mac上で動くほかのアプリケーションとの統合性もある。
最新版はCocoaをベースとし、64ビットにも対応した。アプリケーションの名称を「Aquamacs Emacs」からAquamacsに簡素化しアイコンも一新した。キーボードバインディングなど主要なバインディングで一貫性を持たせ、細かな設定が可能となった。ツールバーも強化されている。Ruby、ESS、Python、LateX/AucTexなどの編集モードもアップデートした。
Aquamacs 2.0はMac OS X 10.5.8以上に対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
タブ機能やツールバーを備えたAquamacs 2.0
Aquamacs Project
http://aquamacs.org
「Aquamacs 2.0」ダウンロード
http://aquamacs.org/download.shtml