ZFS対応をさらに強化した「FreeBSD 8.1-RELEASE」リリース

 FreeBSD Release Engineering Teamは7月23日、最新の安定板「FreeBSD 8.1-RELEASE」を発表した。amd64、i386、ia98、pc98、powerpc、sparc64に対応、FreeBSDのWebサイトより入手できる。

 8.1-RELEASEは、2009年11月に「FreeBSD 8.0-RELEASE」を公開して以来の8-STABLEブランチのアップデートとなる。8.0で正式サポートとなったZFS対応が強化され、ZFS対応のブートローダzfsloaderの追加やストレージプールZFS Zpoolのアップデートなどが行われている。NFS(Network File System)もNFS v4に正式対応、UFSとZFSでNFSv4 ACLを利用可能となった。

 また、PowerPC G5でのSMPサポート(デフォルトでは無効)や、HAST(Highly Available STorage)フレームワークも追加された。HASは2台の物理マシン間でTCP/IPネットワーク経由で透過的なデータ通信を行う機構。このほか、BIND(9.6.2-P2)、sendmail(8.14.4)、OpenSSH(5.4p1)、OpenSSL(0.9.8n)、GNOME(2.28.2)、KDE(4.4.3)などがバージョンアップデートされている。

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