デスクトップ向けFreeBSDディストリビューション「PC-BSD 8.0」リリース

 米iXsystemsは2月22日(米国時間)、デスクトップOSの最新版「PC-BSD 8.0 “Hubble Edition”」を公開した。同社Webサイトよりダウンロードできる。

 最新版は、2009年11月に公開された「FreeBSD 8.0-RELEASE」を土台とし、デスクトップ環境「KDE 4.3.5」を含む。ユーザーエクスペリエンスを改善することでビギナーでも使いやすく、またパワーユーザーはFreeBSDの新機能を活用できるという。

 PC-BSD 8.0ではインストーラー「System Installer」が強化され、PC-BSDだけではなく、FreeBSDも1クリックで選択してインストール可能となった。また、ルートパーティションのファイルシステムとしてZFSが利用可能になり、gmirrorやgeliも利用できる。そのほか遠隔にあるSSH+rsyncサーバーにシステムをバックアップできる「Life-Preserver」が加わっており、Life-Preserverで作成したバックアップからSystem Installerでリストアを行うこともできる。

 ハードウェア面では米NVIDIAの「nVIDIA 195.22」ドライバに対応(i386とAMD64)、x86_64での3Dアクセラレーションもサポートする。また、USBデバイスサポートも改善されている。

 「Software Manager」もアップデートされ、アプリケーションの閲覧に加えてインストールも可能となった。利用できる主なアプリケーション下記のとおり。

  • Firefox 3.5.7
  • OpenOffice.org 3.1.1
  • Thunderbird 3.0.1
  • Pidgin 2.6.4
  • VLC Media Player 1.0.4
  • Python 2.6.4
  • Qt 4.6.1
  • X.Org Server 1.6.5

米iXsystems(PC-BSD Software)
http://www.pcbsd.org/

「PC-BSD 8.0 “Hubble Edition”」ダウンロード
http://www.pcbsd.org/content/view/152/11/