Mozilla、Firefox 4初のベータ版を公開

 Mozilla Foundationは7月6日、オープンソースWebブラウザの次期版「Firefox 4 ベータ1」を公開した。Windows、Linux、Macに対応、MozillaのWebサイトより入手できる。タブがURLバーの上部に配置されるなど外観が大きく変わっている。

 バージョン4は、最新のレンダリングエンジン「Gecko 2.0」を土台としたWebブラウザ。外観を一新、左上部にメニューボタン「Firefox Button」を置き、タブの位置がURLバーの上部に変更になっている(Windows版のみ。Mac版とLinux版は後に対応予定)。アドオン管理「Add-ons Manager」と拡張管理APIも導入されている。

 また、WebM/VP8動画フォーマット対応も追加され、WebGLにも完全対応した。HDレベルの動画を表示できるという。最新のHTML5パーサーを搭載、HTML5フォームコントロールやCSS Transitionsにも部分的であるが対応した。開発者向けにはWebSocketsやアドオン開発を支援するJetPack SDK、アプリケーションデータをローカルに保存できるIndexed DBなどの機能を備えている。そのほか、「Firefox 3.6.4」で導入されたクラッシュ防止機能やプライバシーも改善されている。

 Mozillaでは今後2〜3週間おきに最新ベータを公開し、2010年10月にはリリース候補(RC)版を公開したいとしている。

Mozilla Foundation
http://www.mozilla.org/

「Firefox 4」ベータ1ダウンロード
http://www.mozilla.com/en-US/firefox/all-beta.html