Mozilla、フィルターツールバーを搭載した「Thunderbird 3.1」リリース

 Mozilla Messagingは6月24日、オープンソースの電子メールクライアントの最新版「Thunderbird 3.1」を公開した。46言語に対応、Windows、Linux、Mac OS Xの各バージョンをダウンロードできる。

 Thunderbird 3.1は「Lanikai」という開発コード名を持ち、「Firefox 3.6」と同じ「Gecko 1.9.2」をベースとする。

 最新版では新たに、フィルターツールバー「Quick Filter Toolbar」を導入した。バージョン3.0の「Global Search Field」(グローバル検索バー)を強化したもので、開いているフォルダ内のメッセージをキーワード、タグ、スター付き・なし、未読・既読、発信者、添付などの条件でフィルタリングができる。検索も高速化した。

 電子メール経由でダウンロードしたファイルを管理できる「Saved Files Manager」も新たに導入、バージョン2系からのマイグレーションを支援する「Migration Assistant」も加わった。設定ウィザードでは多くのISP設定を追加し、ユーザーのアカウント設定作業を容易かつ簡素化した。

 このほか、メモリ管理、パスワード処理なども強化・改善されている。

Mozilla Messaging
http://www.mozillamessaging.com/

「Thunderbird 3.1」ダウンロード
http://www.mozillamessaging.com/en-US/thunderbird/all.html