動的言語向け仮想マシン「Parrot 2.5」リリース

 動的言語向けの仮想マシン「Parrot」の開発チームは6月15日、最新版「Parrot 2.5」(開発コード名「Cheops」)を公開した。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 Parrotはあらゆる動的言語を効率よく動作させることを目的とした仮想マシン。Tcl、Javascript、Ruby、Lua、Scheme、PHP、Python、Perl 6、APL、.NETなどに対応する。

 最新版では、コア部分にByteBuffer PMCが追加され、バイトコードを直接操作できるようになった。STRING APIをクリーンにし、実験的opcodeである「unroll」の名称が「finalize」となったほか、「exit」も修正された。プラットフォームでは、「Red Hat Enterprise Linux 6」ベータ版向けの「Extra Packages for Enterprise Linux(EPEL)」パッケージを利用できる。

 Parrot開発チームは「Lorito」プロジェクトとして、セルフホスティングとJITコンパイルが可能となるようコア部分のリファクタを計画しており、バージョン2.5よりそれに向けた準備が始まっている。

Parrot Foundation
http://www.parrot.org/

「Parrot 2.0.0」ダウンロード
http://www.parrot.org/download