Python 2.6系最後のメンテナンスリリースとなる「Python 2.6.6」リリース

 Python Software Foundationは8月24日、「Python 2.6.6」を公開した。新機能を含まないセキュリティフィックスのみのリリースで、Python 2.6系最後のメンテナンスリリースとなる。

 Python 2.6.6はセキュリティリリースで、コア、ビルトインモジュール、ドキュメンテーションなどで多数の修正が加わっている。たとえば、PySys_SetArgv関数におけるパス処理問題、sys.exit()メッセージ出力の改善などが修正点となる。

 2.6系については2.6.6以降のリリースは予定されておらず、2.6正式版のリリースから5年後となる2013年10月まではソースのみでセキュリティフィックスが提供される。その後はセキュリティ修正を含め一切サポートは提供されない。

 なお、Pythonには互換性を保ちつつ機能追加が行われている2.7系と、一部Python 2.x系とは互換性がない3.1系があり、2010年8月1日に3.2のアルファ1も公開されている。

 Python 2.6.6のソースコードとWindows向けバイナリ(32ビット/64ビット版)は、Python Software FoundationのWebサイトより入手できる。

Python Software Foundation
http://www.python.org