Java Persistence 2.0に対応したO/Rマッパー実装「Open JPA 2.0」がリリース

 Apache OpenJPA Communityは4月23日、Java Persistence APIのオープンソース実装の最新版「Apache OpenJPA 2.0」を公開した。JSR-317:Java Persistence 2.0に完全対応しつつ、後方互換性を維持した。

 Open JPA 2.0は各種データベースに対しJavaオブジェクトの保存や読み出し、検索といった各種操作を行うためのO/Rマッパー実装。APIを規定しているJSR-317仕様を完全遵守し、JPA 2.0のTCK(テクノロジー互換性キット)にも準拠している。組み込みオブジェクトのコレクションや多段ネストのサポート、アクセスタイプの組み合わせのサポート、Query API、Criteria API、Metamodel APIやPessimistic Lockingへの対応など、JSR-317の新機能を利用できる。

 問い合わせ言語であるJPQL(Java Persistence Query Language)も更新されており、L2キャッシュ機能も強化された。既存のJPA 1.0アプリケーションとの互換性もあるという。

 利用にはJava 5以上(メタモデル生成とアノテーション処理にはJava 6以上)とリレーショナルデータベースが必要。プロジェクトのWebサイトより入手できる。

Apache Open JPA
http://openjpa.apache.org/

「Apache OpenJPA 2.0」ダウンロード
http://openjpa.apache.org/downloads.html