米Google、買収した「iPhone」向けメールアプリのreMailをオープンソースに
米Googleは3月5日、米Appleのスマートフォン「iPhone」向けの電子メールクライアント「reMail」のソースコードをGoogle Codeで公開した。ライセンスはApache License 2.0を採用、電子メール関連のアプリケーション開発に役立てて欲しいとしている。
reMailはベンチャー企業の米reMailが開発・提供していたiPhone向けアプリケーション。クライアントオンリーの電子メールアプリケーションで、高速なメール検索を特徴とする。iPhoneのアプリケーションストア「App Store」で提供されていたが、Googleが2010年2月に同社を買収したのと同時にApp Storeから削除されている。
今回のソースコード公開について、Googleに移籍したreMailスタッフは、買収後reMail製品への関心が寄せられたことから、ソースコード公開が最善の策と判断したと説明している。同時に、Google Groupで「reMail iPhone」グループも立ち上げている。
reMailによると、既存のiPhone/reMailユーザーは継続してアプリケーションを使い続けることができるという。
米Google
http://www.google.com/
Google CodeのreMailのプロジェクトページ
http://code.google.com/p/remail-iphone/