2009年12月のブラウザシェア、「Chrome」が「Safari」を超えて3位に

 米Net Applicationsが発表した2009年12月のWebブラウザ市場シェア統計によると、米Googleの「Chrome」が4.63%のシェアを獲得し、月間で初めて3位となった。1位の「Internet Explorer(IE)」(米Microsoft)と2位「Firefox」(Mozilla Foundation)はともにシェア値が微減となった。

 2009年12月のWebブラウザシェア上位5は、1位がIE(62.69%)、2位がFirefox(24.61%)、3位がChrome(4.63%)、4位が米AppleのSafari(4.46%)、5位がノルウェイOpera SoftwareのOpera(2.4%)となった。

 IEは前月(2009年11月)の62.69%から0.93ポイント、Firefoxは同0.11ポイント減少したが、Chromeは0.7ポイント増加した。Safariは0.1ポイント減少し、3位の座をChromeに譲った。5位のOperaは0.09ポイント増となった。

 Googleは2009年12月8日にChromeのLinux版とMac OS X版を公開したほか、拡張機能など新機能の導入が進んでおり、12月の月間シェア増に貢献したと予想される。

 シェア最多のMicrosoftは2009年12月、IEとOSのバンドルを独占禁止法違反とした欧州委員会(EC)に対し、欧州経済圏内において自社主要OSユーザーにWebブラウザの選択画面を導入することを発表、ECがこれを支持している。

米Net Applications
http://www.netapplications.com/