米Microsoft、「Forget Drupal」広告でDrupalコミュニティに謝罪
米Microsoftは12月15日、自社広告でオープンソースのコンテンツ管理システム「Drupal」を軽視したとし、Drupalコミュニティに対し謝罪した。広告をすべて削除し、再発を防ぐとしている。
謝罪はMicrosoftのWebプラットフォーム担当、Mark Brown氏がMSDNのブログにて行った。それによると、Microsoftが「Forget Drupal……」という文言とともに、自社「WebsiteSpark」プログラムへのリンクが入った広告をWebに掲示していた、という。WebsiteSparkは、小規模企業や個人開発者向けのWeb開発ツールやサポートを提供するプログラム。オープンソース技術対抗と位置づけられている。
Brown氏は、Drupalの創始者であるDries Buytaert氏よりTwitter経由でこの広告のことを知らされたと報告している。広告は、米Googleの広告ネットワーク上で配信されていたという。この広告の出所については明らかにしていないが、ある国のMicrosoftの広告チームとしている。
Microsoftは、DrupalをWindowsプラットフォーム上で動かすことでDrupalコミュニティと協業を進めているという。Brown氏は、今後もDrupalへのコミットを続けていくと約束している。
DrupalはオープンソースCMSで、米政府などの採用事例を持つ。
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
Drupal
http://drupal.org/