米Acquia、Drupalホスティング版「Drupal Gardens」を発表

 米Acquiaは9月2日(フランス時間)、オープンソースのCMS「Drupal」のホスティング版「Drupal Gardens」を発表した。Drupalを利用して容易にサイトの設計やパブリッシュを行えるという。2010年前半に一般提供を開始する。

 AcquiaはDrupalプロジェクトの設立者、Dries Buytaert氏が立ち上げたDrupalサポートを専業とするベンチャー企業。Drupal Gardensは、開発コード名「Acquia Gardens」として開発が進んでいるサービス。次期版「Drupal 7」をソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)として提供する。

 特徴は、シンプルさと柔軟性。「Theme Builder」などのツールを提供、サイト所有者らは、HTML、CSS、JavaScriptなどの開発言語を利用することなくカスタムサイトを構築できるという。Wiki、ブログ、ユーザー生成コンテンツなどさまざまな種類のコンテンツの作成でき、パブリッシュまでの作業を合理化する。Drupal 7で改善されるユーザビリティを利用して、技術者ではない一般ユーザーが容易にCMSを利用できるという。

 Drupal Gardensは現在アルファ段階にあり、GA版提供は2010年前半の予定。Acquiaはベータ版登録者の受付を開始している。

米Acquia
http://acquia.com/

「Drupal Gardens」
http://drupalgardens.com/