Mozilla Labs、ブートストラップ対応「Jetpack」を公開

 Mozilla Labsは9月11日、「Firefox」向けのアドオン開発管理の最新版「Jetpack 0.5」を発表した。Jetpackの一括インストールができるブートストラップ対応などが改善点となる。

 JetpackはMozilla Labsで開発が進んでいるプロジェクトで、Firefoxのアドオンの開発や利用を促進するもの。

 最新版となるバージョン0.5では、ブートストラップ機能により、Jetpackをインストールしていないユーザーが容易にJetpack機能をインストールできるようになった。これまでは、Jetpackアドオンをインストールしてから、開発者が提供する個々のJetpack機能をインストールする必要があったが、Jetpackと機能を一括してインストールできるようになる。

 前バージョンで導入された録音機能に加え、新モジュールとして、音楽機能「Jetpack.music」が加わった。Jetpack.musicは、ローカルにある音楽ファイルとWebにある音楽サービスを融合する試みで、ブラウザとローカルにある音楽ファイルとが容易にやりとりできるようになるという。たとえば、Firefoxを起動時に好きな曲を再生するなどの機能が実現できるという。

 録音モジュールも強化、録音と再生に加えて、ストリーミングオーディオデータを操作できるようになった。音声チャットなどリアルタイムのオーディオアプリケーションで利用できるという。

 Jetpackプロジェクトチームは8月末にJetpackのコンテストを開始しており、最新版リリースに合わせ、再度開発者に出品を呼びかけている。同コンテストは10月15日が期限となっており、優秀なJetpackに選ばれた開発者には、「ASUS Eee PC 100HE」が授与されるという。

Mozilla Labs
http://labs.mozilla.com/

「Mozilla Labs Jetpack」
https://jetpack.mozillalabs.com/