米REAL Software、マルチプラットフォームIDE「REAL Studio 2010 リリース1」出荷

 米REAL Softwareは2010年2月9日(米国時間)、マルチプラットフォーム対応の統合開発環境(IDE)「REAL Studio 2010 リリース1」の出荷を開始した。1本のソースコードからWindows/Mac/Linuxの各プラットフォーム用実行ファイルを直接作成できる開発ツールで、ActiveXサポートの改善など46カ所を改良。17個の新機能を追加した。

 従来バージョンでは、パーソナル版とプロフェッショナル版は「REALbasic」の名称で販売していたが、新バージョンではエンタープライズ版も合わせてIDE自体の名称を「REAL Studio」に統一した。IDE内で利用されるプログラム言語は「REALbasic」とする。IDEとプログラミング言語の区別を明確にするためとしている。

 新バージョンでは、ActiveXコントロールのサポートを、従来のごく一部のサブセットから、ほとんどのものに拡大し、取り扱いも簡単になった。また、すべてのイベントをサポートして、オートコンプリート機能も改善した。言語は、従来の英仏独日などに加え、韓国語版を用意した。

 価格は、Linux用パーソナル版が無料、Windows/Mac用パーソナル版が各9900円。また、マルチプラットフォーム用に実行ファイルを作成できるプロフェッショナル版は3万4800円。テスト工程なども行えるエンタープライズ版は11万8000円(データベース製品「REAL Server」が付属)。

REAL Software
http://www.realsoftware.com/