WordPress.org、テーマについてもGPLを要求へ

 オープンソースのブログソフトウェアWordPressは7月2日(米国時間)、WordPress向けテーマもGPL v2の下で公開するとする見解を発表した。

 WordPressはPHPで作成されたブログソフトウェアとしてGPL v2の下で公開されているが、WordPress向けのテーマにもGPLを適用すべきかどうかが議論になっていた。

 WordPressの開発者によると、この件についてSoftware Freedom Law Center(SFLC)に相談したところ、WordPressが実装するPHPコード、HTML、APIコールなどを調べた結果、WordPress向けテーマはWordPressのデフォルトテーマの派生物とみなされることから、GPL v2ライセンスの下で公開すべきという助言を得たという。

 GPLの適用外でテーマを作成可能だが、その場合はWordPressの機能の多くを利用できないとSFLCは記している。

 WordPressでは、アートワークやCSSでのGPLライセンスは必須ではないというSFLCの見解を引用しながら、今後も完全にGPLライセンスを採用したもの、あるいは互換性のあるライセンスを採用したものだけをホスティングするとしている。

 WordPressはこれに合わせ、GPL商用サポートテーマを集めた新しいWebページを用意している。

WordPress.org
http://wordpress.org/