新テーマ、マルチサイト対応などが加わったWordPress 3.0リリース
オープンソースのブログソフトウェアを開発するWordPress.orgは6月17日、「WordPress 3.0」(開発コード「Thelonious」)を公開した。複数サイトの管理や最新のデフォルトテーマなど、数多くの機能が盛り込まれている。
WordPress 3.0では複数ユーザー/複数サイト管理機能を備えた「WordPress MU(Multiuser)」がマージされ、複数のサイトを単一のWordPress環境上で管理できるようになった。これまで1つのブログサイトにつき1つのWordPress環境が必要だったが、MU統合により一度のインストールで複数のブログサイトを実装・運用できるようになった。
また、デフォルトテーマが従来の「Kubrick」から「Twenty One」に変更された。カスタム背景やヘッダー、メニュー投稿タイプ、分類などを容易に実装できる新たなAPIも追加されている。なお、Kubrickは引き続きテーマレポジトリよりアクセスできる。
このほか、コンテキストヘルプシステムやプラグインの一括アップグレード機能(最大15個まで)など多数の機能が強化されている。
バージョン3.0は13回目のメジャーアップデートとなる。開発者によると、通常は3.1の作業に入るところだが、当面はエクスペリエンスの改善などWordPress周辺の作業にフォーカスするという。
最新版はWordPress.orgのWebサイトよりダウンロードできる。ライセンスはGNU General Public License(GPL)。
WordPress.org
http://wordpress.org/