オープンソースブログソフトのWordPress、非営利団体「WordPress Foundation」を立ち上げ
オープンソースのブログプラットフォームWordPress開発者は1月22日、非営利団体「WordPress Foundation」を発足させたことを発表した。今後はこのWordPress Foundationの下でWordPressおよび関連プロジェクトの開発を進める方針。
WordPressは2003年にスタートしたプロジェクトで、MySQLとPHPを利用するオープンソースブログプラットフォーム。GPLの下でコードを公開しており、最新版はバージョン2.9.1。
WordPress Foundationは米内国歳入法501条(c)号の第3項で規定された非営利団体で、WordPressなどのソフトウェア開発と、WordPressやWordCampなどの商標保護を主な活動とする。プロジェクトには現在WordPressのほか、「WordPress Plugins」や「WordPress Themes」、「bbPress」、「BuddyPress」の5つが並んでいる。
非営利団体発足の目的については「プロジェクトへのフリーアクセスを保証すること」と説明されている。開発母体を非営利団体とすることで、開発貢献者の入れ替わりに関係なくコードの保守や公開を持続し、安定したプラットフォームを提供するという。WordPress Foundationは影響を受けたオープンソース団体としてFree Software Foundation、Mozilla Foundation、Open Source Applications Foundationなどを挙げている。
WordPress
http://wordpress.org/
WordPress Foundation
http://wordpressfoundation.org/