米Sun、Project KenaiとMavenを統合した「NetBeans 6.7」を発表
米Sun MicrosystemsとNetBeans.orgは6月29日(米国時間)、オープンソースの統合開発環境(IDE)の最新版「NetBeans 6.7」を公開した。プロジェクトホスティングサイト「Project Kenai」と「Apache Maven」の統合により、生産性を改善するという。
最新版の特徴は、Project Kenaiの統合とMavenのサポート。Project Kenaiは、Kenai.com、SubversionやMercurialを利用したソースコード管理、ローカルコード、バグレポート、IMチャット、Wikiなどの機能を持つプロジェクトホスティング技術。Kenai統合により、IDEの中でプロジェクトの立ち上げやチーム作業を行えるという。NetBeansのTeamメニューよりKenai.comのプロジェクトにアクセスできる。
Mavenはソフトウェアプロジェクト管理ツールで、最新版はMavenをネイティブでサポートした。Mavenアーキタイプを利用してJava EEプロジェクトを作成したり、実装、リモートデバッギングなども利用できる。
このほか、継続的インテグレーション「Hudson」、「GlassFish」、PHPサポートも強化した。Web APIの共通レジストリ/レポジトリ「Zembly」に対応、プラグイン「Zembly Web API Gateway Client Library」を利用して、APIの検索や利用ができる。
NetBeans 6.7はLinux、Mac OS X、Solaris、Windowsに対応、NetBeans.orgよりダウンロードできる。
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
NetBeans.org
http://www.netbeans.org/
「NetBeans IDE 6.7」ベータ版ダウンロード
http://download.netbeans.org/netbeans/6.7/beta/