openSUSE、Factoryの開発・貢献ポリシーを変更
米Novellが支援するオープンソースコミュニティopenSUSEの開発者は6月3日、Novell社外の開発者の貢献や技術決定を容易にする新しい方針を発表した。現時点ではNovell開発者を経由する必要があるが、グループ単位にすることで貢献を容易にするという。
新方針では、ディストリビューション開発が行われるFactoryをトピックスプロジェクトに分割し、関連したすべてのパッケージをそのプロジェクト下に置く。プロジェクトとしては「GNOME:Factory」「Kernerl:Head」などが想定されるという。個々のトピックスプロジェクトは独立したプロジェクトとして機能し、それぞれの責任の下に管理されることになるという。
openSUSEのメンテナーはすでに、グループ分割作業に着手しており、SVNレポジトリを公開している。今後、状況や進化に応じて、パッケージが他のプロジェクトに移動したり、トピックスプロジェクトが新規作成されたり削除されるという。
今後の予定としては、6月15日までにパッケージ管理者向けのHOWTOを作成し、トピックスグループへの分類を行う。その後、不足しているビルドサービスプロジェクトの作成、Factoryにおけるパッケージ向けdevelプロジェクトの立ち上げなどを行い、外部開発者の貢献が容易になるよう各プロセスをオープンにしていくという。
openSUSE
http://www.opensuse.org/
トピックスプロジェクトのSVCレポジトリ
http://svn.opensuse.org/svn/henne-6f900df20eaf3d879d36ea8a00da5012/