米Novell、ソフトウェア開発を容易にする「SUSE Appliance Program」正式版発表

 米Novellは7月28日(米国時間)、ISVが「SUSE Linux Enterprise Server(SLES)」ベースのソフトウェアを容易に構築できるプログラム「SUSE Appliance Program」の正式版を発表した。ソフトウェア構築と配信を容易にするという。

 SUSE Appliance Programは、SUSE Linux Enterpriseプラットフォームを土台としたソフトウェア・仮想アプライアンス開発ツール。クラウドとサービスモデルを活用し、サポート付きのミッションクリティカル対応OSを利用して、ソフトウェアの構築・テストを行える。これにより、ISVはソフトウェア開発を簡素化できるという。

 同プログラムは、Webベースの開発ツール「SUSE Studio Online」、openSUSEの最小版「SUSE Linux Enterprise JeOS」、米AmazonのEC2向けに設定したSLES「SUSE Linux Enterprise Server for Amazon EC2」、マーケティングサポートで構成される。SUSE Studio Onlineは、容易にOSカスタマイズ化ができるアプライアンス構築ツールで、SUSE Linux Enterprise JeOSは、SELSの機能を最小限にした事前フォーマット済みのOS構成。ISVはマニュアルでアプライアンスを構築し、SUSE Linux Enterpriseの認証、性能、拡張性、サポートを顧客に提供できる。

 Novellはまた、認証アクセス管理の「SUSE Lifecycle Management Server」、.NETアプリをLinuxでアプリで実装する「SUSE Linux Enterprise Mono Extension」などを含む、「SUSE Appliance Toolkit」の技術プレビュー版も発表している。

 SUSE Studio Onlineは無料だが、JeOSはOEMにより異なる。Amazon EC2はAmazonの料金規定に基づく。

 米Adobe Systems、米IBM、独SAP、米VMwareなどのISVが同プログラムに賛同している。

米Novell
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