カール、デスクトップRIA機能を強化した「Curl Ver.7.0」リリース
カール（本社：東京都中央区）は2009年5月26日、リッチクライアント開発言語の最新版「Curl Ver.7.0」日本語版をリリースした。デスクトップRIA機能を強化し、Webアプリケーションをデスクトップアイコンから実行できる。同社のWebサイトからダウンロードできる。
Web経由で配信されたCurlアプリケーションをデスクトップ上へ簡単にインストール。登録したアプリケーションは、Curlのサンドボックスと柔軟なセキュリティに保護され、システム権限の範囲内でローカルデータにアクセスが可能となる。またCurl APIを使って、ローカル環境に配置したオープンソースDBエンジン「SQLite」を直接操作できる。
このほか、ランタイム「Curl RTE」のコンパイルエンジンに「Global register allocation」や「Cross-module inlining」を採用。従来比でパフォーマンスを20～300％向上させた。また、同社のツール「Style Designer」（米国サイトからダウンロード可能）を使ってすべてのコントロールのUIスキンを簡単に設定可能で、ユーザビリティに優れたエンタープライズRIAを簡単に構築できるという。
動作環境は、「Curl RTE」がWindows/Linux/Mac OS X。開発環境「Curl IDE」がWindows/Linux。ライセンス価格は、個人・非商用利用では無償。商用利用では要見積もり（クライアント／サーバ環境を構築してアプリケーション配信する場合で150万円から）。また、セキュリティやテストツールなどを強化した有償版開発環境「Curl Pro/IDE」は5万9800円。
Curl Ver.7.0
http://www.curlap.com/download/
